11月27日 (日) 里の秋 霧雨の降る、11月最後の日曜日。 大仙市強首にある幸寿園さんに、慰問演奏にうかがいました。
幸寿園さんにうかがうのは何回目になるでしょうか。
朗らかな職員の皆さんに迎えられ、いつもの控室である和室に入ります。
ここに来ると、まるで子どものころの長期休みに、田舎の親戚の家を訪ねたときのような、そんな安心感と懐かしさに包まれるのであります。
今日の司会はHrのT氏。昔話にちなんだ小話なども曲間に入れてくれるとのことですが、少し緊張しているようです。
そんな中PercのKさん家の息子さんや、入団してまもないYさん家のお嬢さんといった、小さなお友だちが皆を和ませてくれました。
ママの背中におぶわれたKさん家の坊っちゃんは、橙色の衣をまといし見知らぬ大人たちに囲まれても堂々としたもの。
またYさんのお嬢さんはママのお手伝いをするだけでなく、Kさん家の坊っちゃんとも遊んでくれて、立派なお姉さんぶりを発揮していました。
演奏が行われるホールは、暖房とたくさんの入所者の皆さんの熱気で汗ばむくらい。
音楽監督の指揮で、ちょっと季節が冬に入ってしまいましたが「秋」がテーマの曲を繋いだメドレーで幕を開けます(この時期は選曲迷いますね…)。
恒例の歌のコーナーでは入所者と職員の方が朗々とした歌声で「北国の春」を披露してくださいました。
「日本昔話」をテーマにした組曲は、司会・T氏の意外とあっさりテイストな小話をはさんでの演奏。 「ぼうや」を寝かしつけるはずのオープニング曲が終わったタイミングで泣き出しちゃったKさん家の坊っちゃん… 我々の子守唄はちと刺激が強すぎたようです。子どもに優しい演奏が今後の目標かしら?(^_^;
ハプニングもありましたが、演奏は全体的に和やかに終了。
私たちの演奏に合わせて歌を口ずさんでくださっているお年寄りの方たちの姿に、逆にこちらが励まされながらの演奏でした。
つくづく音楽は人間の記憶の深い部分に働きかけ、活力を呼び覚ます力があるのだなと感じました。
一方で、いずれ私たちの世代が年老いたとき、どんな歌に元気づけられるのだろう? みんなで一緒に歌える曲はあるのだろうか? 私たちよりさらに若い世代の人たちはどうなるのかな? …などと、未来についてふと考えたりもしたのでした。
帰りには幸寿園の皆さんからお土産をいただき、さらにさらにTpのYさんからのお土産もたくさんいただきました。 ありがとうございました。
次の慰問演奏はクリスマスイブです!
( Tp.J♪ )
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