8月3日 (土)  出港お見送り演奏

8月3日から6日まで、秋田市では「竿燈まつり」が開催されます。
毎年、たくさんの観光客にお越しいただいていますが、そのなかでも特に注目度が高いのがクルーズ船で、秋田港には竿燈まつり期間中の毎日、クルーズ船が寄港しています。

秋田シティブラスバンドでは、数年前からクルーズ船の歓迎行事に参加しており、今回は、8月3日に寄港する日本船「ぱしふぃっくびいなす」の「竿燈・ねぶた東北二大祭りクルーズ」でいらいしたお客様の出港見送演奏を依頼されました。

竿燈まつりをご覧いただいた後の出港見送りなので、普段とはかなり違ったスケジュールになります。
演奏は、竿燈まつりから戻ってくるお客様を出迎えるため、だいたい夜9時半頃から始まり、その後、船が岸を離れるまで約1時間も続けて演奏することになります。
演奏に加えて、シティでは、独自のメッセージパネルも準備して、お見送りをしています。
真夏の夜の屋外での長時間演奏はなかなかハードなのですが、夜の出港にもかかわらず、たくさんのお客様がデッキに出てペンライトを振ってくれたり、拍手や声を掛けてくれたりと、演奏の苦労に勝る喜びがクルーズ船の歓迎行事にはあります。
今年は、8月24日と9月29日の両日にもクルーズ船の歓迎行事に参加しますので、ご興味がある方は、ぜひ秋田港に足を運んでみてください。

実は私、この日、楽譜を忘れるという大チョンボをやってしまいました。
この日の夕方、45年ぶりに甲子園出場を決めた母校の試合日程が決まり、OBとして甲子園応援に参加するための手配や連絡などもしながら、秋田港のふ頭での演奏に備えて、楽譜が飛んだり、汚れたりしないよう、しっかりとクリアフォルダに入れて準備を整えたのですが、そのフォルダを玄関に置いたまま出掛けてしまいました。
しっかりと準備したはずの楽譜が無いということが分かった時は、一瞬頭の中が真っ白になりましたよ。
この年になると、記憶力が落ちているので暗譜もできておらず、楽譜なしでの演奏は到底無理です。
演奏に参加するのは止めようかとも思いましたが、思い切って、家に楽譜を取りに戻る決心をしました。
途中、パトカーに怯えながら、秋田港から自宅のある山王まで、25分くらいで往復しました。
最速記録ですよ。
家の前で楽譜を手に待っていた家人には、「演奏に対する準備、姿勢がなっていない」と呆れられました。
港に戻った時には既に3曲目の演奏が終わるところでしたが、その後の演奏には何とか加わることができました。
当日参加した団員の皆さんにはちゃんとお詫びしましたが、これから暫くはネタにされそうです。
皆さんも忘れ物にはご注意ください。


Tuba H.H

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